38日目 · 6月9日 · 大館市 → 青森市
やっと青森に着いたわ!
弘前に寄り、森の山道を走り抜けて、真夜中についに青森に到着。福岡で自転車にも乗れなかったあの日から、よくここまで来た。今夜はテントを張らず、港の公園のあずまやで眠った。
誰かが俺より上手ければ、説明できない強い違和感が湧いてくる。その人に向いてる違和感じゃなくて、自分に向いてる嫌悪感みたい。これは健康的に、精神的に良くないだとわかってる。しかし何年間を通して、その違和感を受け入れて、上手くなるために友好的に使えるようになってきた。その俺より上手い誰かが、何十年間四六時中そのスキルに時間を費やして生きてきたとしても、言い訳できなくて、俺はその人より上手くないと惨めなやつだとよく思い込む。書けば馬鹿馬鹿しく聞こえるけど、真実だ。歳をとるとその違和感は薄くなってくるかもだけど、現在人としてはまだまだなので、しばらく使い続くつもりだ。エゴは大きすぎるかもしれない。傲慢すぎるかもしれません。一つのあり得る原因は、高校の頃に一度も個人の競技を勝ったことがなかったからなんだろう、もちろんメダルとか賞とかを受賞したことがあって、チームとしてたくさんのゲームと大会を勝ったんだけど、正真正銘の勝負の感じじゃなかった。ほとんどは二位、三位、四位とかで終わったんだ。その時期の悔しさはかなり印象的だったから、ちょっとしたコンプレックスを持ち始めた。その次の何年間、何をやってもすぐ真面目になって、負けず嫌いになった。趣味として何かをすればいいんだが、俺にとって、上手くない趣味は楽しくない。だからいつもできるだけ上達してる状態にいないと行けなくて、その早い成長の過程を楽しむようになった。
ちなみに青森に行く途中弘前市に寄ってみた。城に行くために通り回りをした。侍の歴史があったので面白そうかなーと思っていった。正直に、城は拍子抜けだった。いくら強い侍だったとしても、天下無双でも、武蔵に勝ったとしても、城はめっちゃちっちゃかった。日本の歴史と文化を馬鹿にするつもりじゃない、この惨めな侍だけバカにしてる笑。城はそんなにちっちゃいならチンチンもどうだったろう? はいはい、ごめん、やめる笑。
一日中綺麗な森の山の中に乗った。天気も良かったので、楽しかった。最後の50キロの距離の縮め方が半端なかった、道路標識を通るたびに大きな満足感を得た。青森が自分から俺に近づいてるかのようだった。体が軽く感じて、今までになんでそんなに苦労したかと思うぐらい調子よかった。最後だったので、朝まで乗る必要があったとしても、乗れたと思う。夜中に高速道路のコンビニの外に座って、ゆっくりエネルギージェルを飲んでから、また乗り始めた。暗かったし、目の前に森が過ぎていたので、トランス状態だった。やっと青森に着いたわ! 充実した! ほんとに誇りに思ってて、今までの人生に一番誇り高い出来事かも。
青森に着いた時にはもう真夜中だった。人の気配のない都内を通りながら、いつものようにコンビニを探した。もうゴール達成したので、ペダルになんの力を入れなくて、ゆっくり青森の道を抜けた。福岡で自転車にも乗れなかったときからよく来たねと実感した。コンビニでオレンジジュースと水と菓子パンを買って、港に向かった。港のほうで聖徳公園という細長い公園を見つけた。テントを立てる場所を探したけど、なかなか見つけれなかった。実は適切な場所いたかもしれないけど、テントの中に泊まることでもしっくりこなかった。今夜は青森を感じたくて、外で寝ることにした。公園のあずまやの中に、イギリスとの地球の反対側で、横になってぐっすりと眠りこんだ。