32日目 · 7月3日 · 新潟市 → 村上市
ここでいい、いいじゃんこの世界
新潟市から村上まで海沿いを55キロ。75歳のサイクリストに驚かされ、ていさん夫婦に村上を案内してもらい、一緒に仏壇の前で祈った。海辺の日没と、数百匹のカブトムシ。日本に来てから一番面白い一日。
今日はたくさんあって、書くのは大変になるかも。今断言できるのは、日本に来た時から今に至るまで、今日は一番面白い一日だった。
村上市の後で全く何もない、コンビニもない! 新潟市から鶴岡市までは135キロだから今日は村上に行く。明日は鶴岡市まで行く。
天気はまた暑くて全部の55キロは綺麗な海沿いだった。突然道のそばで大きな仏教の仏像も見つけた。超びっくりした。
真ん中ぐらいで他のツアーのサイクリストと出会った。年取ってそうだったけど、荷物はやばかった。びっくりした。重くないですかと聞いた時に、重すぎるよと答えてくれた。俺の荷物が比較的に軽く見えた。今から愚痴らないようにすると思った。足を見た時、別に大きくなかったから、どうやって乗ってるのかとふと思った。正直に信じられなかった。22歳でヨーロッパでツアーをした時の写真も見せてくれた。22歳でヨーロッパを一周して、四年間自転車を乗った! その時には同い年だったことにびっくりした! その頃に自転車も現代の自転車みたいに速くなかったから、今よりはるかに大変だったろう。今は75歳で一日に100キロを乗ってるらしい! 彼と出会ったことでなんでも可能だなと感心した。
セブンイレブンに寄った時、ていさんというお婆さんと出会った。ていさんがこの五年間に、たくさんの旅人と会ったことがあるらしい。写真を見せてくれて、たくさんの自転車で日本一周した人たちもあった。「村上市を案内してあげればどうですか」と聞かれてて、「お願いします」と一瞬で答えた。車で村上市までの通り道を案内してくれてて、家でたかしさんという旦那さんとも会った。ちょっと話した後に、ワーキングホリデーについても語った。いい仕事を見つけれるように祈りましょうと二人ともが提案してくれた。一緒に仏壇の前に祈って、祈り方を説明してくれて、祈祷書と念珠も奢ってくれた。祈りを聞きながら読んだけど、仏教の用語がよくわからない。車でていさんが村上を案内してくれて、テントを張れる海辺の場所も紹介してくれた。
ツアーの後で手紙とお土産を送るけど今時間がないので、手紙の内容を左に書く。
ていさんとたかしさんへ
昨日本当にありがとうございました! 最初から優しく接してくれて綺麗な村上を案内してくれて嬉しいです。福岡からここまでの街の中に、村上は一番綺麗な街かもしれない。二人とも幸せそうで羨ましいです笑。二人とものおかげで今日も日本に着いた時から一番いい日だったかもしれない。日本の文化と仏教についてももう少し勉強ができて嬉しいです。どうすれば感謝を示すかわかりませんでしたが、札幌まで行けばお土産を送ります。本当にありがとうございました!
フィン
夕日が沈んでいた 焦りながら村上の道を通り抜けた 海辺で日没を見ないといけない 3キロだけだ、まだ間に合える やっと着いて、大きなため息をついた 友人を空港で見送ってるかのように、ただじっと日没を眺めた 空が大きな刀で切り開いたように見えた 最後の最後に暖かくて細い部分しか残らなかった 異世界へのポータルのように見えた すり抜ければなんでも見つけられる それでも、まだ残りたい ここでいい、いいじゃんこの世界
海辺の場所でテントを張ろうとしたとき、突然大きな飛べるカブトムシたちが現れてきた。日本に来た時からいろんな虫を見たけど、これは一番怖かった。数百匹ほどのカブトムシたちが攻撃しようとしてるかのように俺の方向に飛んできて、たまたま頭にぶつけてきた。早くテントを拾って海辺から逃げた。浜辺でキャンプできなかったので、地面でテントを張るしかなかった。
大きな電灯とスピーカーもあった。カブトムシが電灯に惹かれたけど、スピーカーが甲高い音を立てていて、カブトムシは宙から突き落とされた。落とされた数が徐々に多くなって地面に並べてあった、変な風景だった。何百匹が地面で動けなくて、飛びあがろうとしてもまた一瞬で落とされた。カブトムシを避けるために、テントをその外周に張った。その辺のカブトムシは俺のテントの代わりに電灯に行こうとしていたので、無事にカブトムシなしの一夜を過ごすことができた。